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私たちの食卓には当たり前のように豚肉が出て来ますが、その豚は元を辿れば野生のイノシシから生れたことをご存知ですか?現在の豚は最初から人に飼われていませんでした。今から約1万年前に人間が農業を始めてその土地に定住するようになったときにイノシシを食肉用に飼育する動きが広がったのです。それを長い年月をかけて人々は現在の家畜としての豚へと改良して行ったのです。では、豚はいつ頃誕生し、どうして豚を飼い始めたのでしょうか。また、昔の豚と現在の豚に違いはあるのでしょうか。この記事では豚の祖先から現在までの豚の進化の歴史をわかりやすく解説しています。
豚の祖先はイノシシ?豚の起源と進化の始まり

こんにちは、かつこです。今日から私と一緒に豚ちゃんについて勉強して行きましょうね(^_^)

先に結論を言えば、現在の豚の祖先は、ユーラシア大陸などに広く分布していた野生のイノシシだったのです。普段、私たちが食べている豚肉も元を正せば野生のイノシシでした。それを人間が長い月日をかけて家畜ように改良して行ったのです。
豚とイノシシでは見た目は違いますが、生物学的には非常に近い関係があるのです。どちらもイノシシ属に分類され、遺伝的にも多くの共通点があるので、交配により子どもが生れることもあります。
つまり、豚はイノシシとは全く別物ではないのです。野性時代の祖先から繋がる歴史があったのです。
それでは、イノシシの祖先は一体いつ頃に現れたのでしょうか?研究によると、現在のイノシシに繋がる系統を辿れば、数百万年前まで遡らなければ行けません。その時代に生まれたイノシシは長い年月の間にそれぞれ地域によって異なる特徴を持つようになりました。そして人間との関わりが深まって行ったのです。
野生のイノシシは、鋭い牙やガッチリとして身体を持ち、雑食性である彼らは森や草原などで食べ物を探しながら暮らしていました。環境に対する適応能力に優れ、木の実や植物の根、昆虫などの小動物を好んで食べる性質は人間が飼育するには利用しやすい動物だったのです。
豚の歴史は単に一種類の家畜だけのことではありません。野生動物と出会った人間は長い時間をかけて互いの関係を変えてきた歴史があるのです。今、身近に感じる豚も数百万年にもなる進化の物語がありました。
豚はいつ誕生した?野生の祖先から家畜化への道

現在の豚につながる歴史を見れば、今から約1万年前の新石器時代まで遡らなければなりません。当時の人類は、狩猟と採集を中心にした暮らしでした。それが農耕をするようになり、定住する暮らしへと変化して行ったのです。このような暮らしの変化が野生のイノシシを家畜として飼い慣らして行くようになったのです。
イノシシは雑食性ですから、人間の残した食べ残しや農作物などを求めて人間に近づくことがありました。そのうちに人間は捕まえたイノシシの子どもを育てたり、集落の近くに来るイノシシを捕まえて食用として管理飼育を行うようになりました。
これを繰り返すうちに人間に慣れたイノシシや成長の早い個体などが選ばれ、段々と現在のような家畜豚として飼われるようになって行ったのです。
豚の家畜化はひとつの地域だけで始まったのではありません。遺伝子研究の結果から、西アジアや中国などの地域でそれぞれ個別に独立して家畜化が進んで行ったことがわかりました。つまり、地域ごとのイノシシが人間の暮らしと結びつけながら豚へと進化(変化)していったのです。
このように豚の誕生は、ある日突然豚という新しい動物が出現した訳ではありません。人間の定住や進化といった歴史と共に歩んで来ているのですね。これが野生のイノシシから家畜豚へと変化して行ったのです。豚の歴史を知ることは、人間が動物と共に暮らし、食糧を確保して来た歴史を知ることにも繋がるのです。
※現在、過去に絶滅した種を覗いて、世界で生存しているイノシシは約17種類と言われています。
人間はなぜ豚を飼い始めた?家畜化の歴史
人間が豚を飼い始めたのはなんと言っても安定的に肉を手に入れることが出来たからでした。今から約1万年前、人類は狩猟や採集に頼る生活から、農耕を始めるようになり、同じ場所に定住するようになりました。農作物を育てた後には食べ残しや野菜、穀物のくずなどが生れ、このような食べ物をエサとして利用できたのが雑食性のイノシシでした。
イノシシは雑食性であるがゆえに、森での食糧が不足するような季節には人間の住む集落にも惹きつけられて来たのです。人間にとってもそんなイノシシを飼育することで、狩りをすることもなく、肉が得られるという利点があったのです。また、豚は他の動物に比べて比較的に成長が早いこともあり、そして一度に沢山の子どもを産むために、食糧を確保するにはちょうど良い動物だったのです。
豚の家畜化は最初から計画的に行われたものではありませんでした。集落に近づくイノシシを捕まえたり、その子供達を育てることから始まったという説が有力です。そうして、人間は比較的おとなしい個体や成長しやすい個体を選んで飼育繁殖させるようになったのです。それを長い年月をかけて家畜豚へ発展させて行きました。

豚の家畜化は西アジアや中国などの複数の地域でそれぞれ独立して進んだと考えられます。つまり、人間が豚を飼い始めたのは、農業による暮らしの変化とイノシシが持つ雑食性や繁殖力があったからです。豚はそのため、古くから人間の食生活を支えて来た大切な家畜だったのです。
昔の豚と現代の豚はどう違う?進化と品種改良
昔の豚と現代の豚を比べてみると、体型や毛色、成長の早さや繁殖力などに大きな違いがあるのです。昔の豚の祖先のイノシシは、長い牙や鋭い嗅覚の鼻、頑丈な足を持ち、野山を食べ物を探しながら暮らしていたのです。体毛は黒、または褐色がほとんどでした。外敵なら身を守るための警戒心も強い動物です。
一方で、現代の家畜豚は、人間の手によって長い年月の間に品種改良を重ね、体つきが大きくなり、肉がたくさん取れるように胴体が長くなり、品種では耳が垂れたり、毛色も白、ピンクなどに変化して来ました。そして、以前に比べて成長が早くなり、一度に沢山の子どもが生れるようになりました。ただ、このような特徴はすべての豚に当てはまる訳ではありません。品種や飼育環境によって違いがあるのも事実です。

こうして、品種改良が大きく進んだのは18~19世紀以降でした。人間は成長の早さや肉質、繁殖力などに優れた豚を選んで交配したのです、そして目的に合った品種を育てて来たのです。さらに20世紀以降は、赤身肉の量や飼料の利用効率なども重視されるようになり、複数の品種を組み合わせて、それぞれの長所を生かす方法も進んで来ました。
つまり、現代の豚は野生のイノシシから突然生れた訳ではありません。人間の食生活や農業の変化に合わせるように、何千年もの歳月をかけて今のように姿や性質が変化して来たのです。昔の豚と現代の豚の違いを知ると、私たちが普段から食べている豚肉の背景が分かり、そこには長い歴史と人間の努力、工夫があって今のような豚になったことがわかりますよね。
まとめ
豚の祖先はイノシシであり、現在の家畜豚は、人間が長い年月をかけて進化させてきたことがわかりました。
約1万年前に始まったと言われる家畜化は農耕生活と密接に関係していたのです。
その後、人間は成長の早さや肉質、繁殖力などを考えながら品種改良を重ねて来たのです。こうして現在の様々な豚が誕生して来ました。
普段、何気なく食べている豚肉の背景には、野生のイノシシから長く続いて来た歴史がありました。
豚の起源や進化を知る事により、食卓に並ぶ豚肉への思いがこれまでとは少し違った視点で見られるようになったのではないでしょうか。

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これからも豚ちゃんに関する記事をどんどん発信して行きますのでよろしくね。

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